経営難に陥るテニスクラブ・テニススクールが増える原因とは?

近年、テニスクラブの閉鎖やテニススクールの閉校が相次いで起こっています。

このまま手を打たなければ多くのテニスコートが失われることになるでしょう。

人口減少や少子化によるテニス人口の減少といった避けては通れない問題もあります。

しかし、ただ何もせずに立ち止まっているだけでは、右肩下がりになっていく会員数(生徒数)や売上を眺めることしか出来ません。

今回は、なぜ近年経営難に陥るテニスクラブやテニススクールが増えているのか、どうすれば救うことが出来るのかを僕なりに考えてみたいと思います。

なぜ潰れたテニスクラブやテニススクールは経営難に陥ったのか?

テニスクラブやテニススクールが潰れる原因は大きく分けて2つあります。

1つは跡継ぎ問題、もう1つは金銭問題です。

いくら利益を上げていてもテニス事業を行う跡継ぎがいなければ続けることは出来ません。

また、その逆でいくら続けたい人がいても資金がショートしてしまえば続けることは出来ません。

もちろん、現状のテニスクラブではそこまで大きな利益を上げることができていないから、跡を継ぎたいという人が現れないという複合的な問題であることも確かです。

では、もう少し詳しくテニスクラブ・テニススクールが経営難に陥る原因を見ていきましょう。

テニスクラブが潰れる原因とは?

テニスクラブが潰れる具体的な原因としては、「跡継ぎがいない」、「会員数が減りキャッシュがショートする」、「土地オーナー(地主)の意向」の3つが考えられます。

まず、跡継ぎの問題について見ていきましょう。

現在テニスクラブオーナーの高齢化が進み、次の世代のテニスクラブ経営者探しが急務となっています。

特にバブルの頃に開業し、個人経営・家族経営で回してきたテニスクラブにとっては、ここ数年がそのターニングポイントになるでしょう。

次に、会員数・売り上げの減少について見ていきましょう。

会員制テニスクラブの主な収益源は会員が支払う会費です。しかし、近年はどのテニスクラブも会員数が減り、売り上げも減少傾向にあります。

もちろん、その分をテニススクールやテニスイベントなどで補填できていれば問題ありません。

しかし、補填できるほどの利益を生み出せずに地主への地代の支払いや金融機関への借金の返済が滞ってしまい、資金がショートしてしまうケースも出てきています。

最後に、土地オーナー(地主)の意向について見てきましょう。

テニスクラブは、地主とテニスクラブ経営者が同じパターンと地主とテニスクラブ経営者が違うパターンがあります。

そのため、前者であれば地主・経営者の匙加減でどうとでもなりますが、後者の場合は地主がテニス事業を辞めると言えばテニスクラブを閉鎖せざるを得なくなります。

当たり前といえば当たり前ですが、地主が新たな土地活用に舵を切ればそこでテニスクラブを続けることは出来なくなるのです。

テニススクールが潰れる原因とは?

テニススクールが潰れる具体的な原因としては、「テニスコートの持ち主との契約解除」、「生徒数が減りキャッシュがショートする」の2つが考えられます。

まず、テニスコートの持ち主との契約の問題について見ていきましょう。

多くのテニススクールは自前でテニスコートや土地を持っていないため、テニスコートの持ち主(テニスクラブ経営者やテニスコート経営者)と契約をして歩合制や固定性で月々の契約料を支払います。

しかし、それよりも好条件を提示するテニススクールが表れたり、テニスコートの持ち主の意向が変わったりするとテニスコートを使えなくなってしまいます。

もちろん、交渉したり、他のテニスコートを探したりすることで解決することもありますが、テニスコートがなければテニススクールは出来ないので厳しい状況に陥るでしょう。

次に、生徒数・売り上げの減少について見ていきましょう。

テニススクールの主な収益源は生徒が支払う会費です。しかし、近年テニススクールの生徒数は減少の傾向が強くあります。

周りのテニススクールとの明確な差別化が出来ていなければ、これから先はさらに経営は厳しくなるでしょう。

これからの時代どうすればテニスクラブ・テニススクール経営で成功できるのか?

ここから先は僕の個人的な意見です。

僕はテニスクラブやテニススクールの数は必ず減っていくと考えています。

なぜなら、確実に人口は減少しているからです。

ただし、そのなかで生き残ることが出来るのは大手テニススクール・テニスクラブ(日本トップ1~3企業)と特化型小規模テニススクール・テニスクラブだと思います。

つまり、今中間層に位置するテニススクール・テニスクラブ(大きくもなく小さくもないテニススクール・テニスクラブ、普通のテニススクール・テニスクラブ)は見る見るうちに淘汰されていくのです。

なぜなら、1)どの業界でも大手トップ1~3社が市場のシェアの7割以上をキープしているから、2)少ないパイでも独占することで安定した経営が見込めるからです。

どの業界であってもトップ1~3社はシェアのほとんどをキープしているため、大手テニススクール・テニスクラブは生き残ることが出来るでしょう。(もちろん、市場規模の縮小によって企業数や運営会場数は減少すると思いますが…。)

また、需要が少なくてもある分野で特化してその市場を独占することで小規模テニススクール・テニスクラブは生き延びることが出来るでしょう。(例えば、トップジュニア選手育成特化テニススクール、一般女子ダブルス特化テニススクール、高級テニスクラブなど)

もちろん、後者はテニスコーチの技量によって全てが決まるためリスクもありますが、その分成功すれば大きなリターンを得ることが出来るのです。

まとめ

これからの時代はテニススクール・テニスクラブの経営にとって、今よりももっと厳しい時代になります。

経営者やテニスコーチ・スタッフとしての能力が試されるということです。

より聡明な経営者のいるテニススクール・テニスクラブ、より情熱と技術を兼ね備えたテニスコーチのいるテニススクール、ホスピタリティーの高いスタッフのいるテニススクール・テニスクラブが生き残るのです。

もし潰れたら能力がそこまでだったということです。

要するに自分を高めることでしか、テニススクールやテニスクラブを守ることは出来ないのです。

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