14 Feb 2017
以前、テニスコーチの年収の相場が一般的な社会人に比べて低い理由について記事を書きました。(参考記事:テニスコーチの年収相場が低い原因とは?)
その中で、テニスコーチの収入が低いのは「安月給でもテニスコーチをしてしまう人が多いからだ」という意見を出しました。
給料というのは、商品やサービスの価格と同じで需給のバランスによって決まります。
そのため、テニスが好きで時給に関係なくコーチをしてしまう人や自分にはテニスコーチしかないと思い込んでいる人がいる限り、いつまでもテニスコーチの待遇は変わらないのです。
そこで今日は、テニススクール側が提示する給料や勤務時間に対して、テニスコーチが交渉するために必要なことを詳しく書いてみたいとおもいます。
テニスコーチの給料や勤務内容を改善する唯一の方法
テニスコーチはそろそろ自分の首を自分で締めていることに気が付かなくてはいけません。
テニスが大好きなコーチは「好きでやってるんだから放っておいてくれ!」と思うかもしれませんが、滅茶苦茶な待遇でも働く人がいる限り、どうしてもその業界の賃金や勤務時間はブラック化します。
つまり、テニス好きテニスコーチや自分にはテニスしかないと思い込んでいるテニスコーチのせいでテニス業界全体の労働者の待遇がおかしなことになっているのです。
もちろんそれを利用する経営者にも少しは非があると思いますが、基本的には自業自得なのです。
だから、これからテニスコーチという働き方を変えるためには、提示された条件にNOと言えるようにならなくてはいけません。
しかし、そのためにはそれだけの実力が必要になります。
テニスコーチとして圧倒的な実績を残して替えのきかない存在になるか、テニスコーチ以外で食っていく方法を身につけるか。
どちらかがないと強気に交渉することは出来ないでしょう。
ぼくはテニスコーチとして大した実績があるわけではありません。
でも、テニスコーチの仕事がなくても自分で生きていける道があります。
だから、日本独特の年功序列に潰されることなく、20代前半でもテニスコーチとしての仕事の中で自分がやるべきではないことにNOと言える立場にあります。
多くのテニスコーチがこの事実を知れば、もっとテニスコーチという職業が魅力的になるはずなのです。
まとめ
今ぼくがテニスを一緒にやっている子の中には、将来テニスコーチになりたいと言っている子がいます。
だから、何としても今のテニスコーチという働き方を変えなくてはいけません。
その子が高校生や大学生になるときには、テニスコーチが魅力的な職業になっていなくてはいけないのです。
どうか多くのテニスコーチの意識が変わることを祈っています。
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